Usaoの部屋

”自分の気づきは、きっと誰かのためになる”というスタンスで日々更新します。

思考力を鍛えて自分を作る方法〜Evernoteの3段活用術〜

今回は人生のTIPS"自分作り"についての一人言。

早速ですが、自分を作るのここでのイメージを箇条書きします。

  • 他人の意見に流されず、自分の意見を持つ事ができる
  • 表面的な理解でなく、腑に落ちるまで物事を深掘りできる
  • 物事を抽象化し、自分に取り入れる事ができる

よく聞くありきたりなワードですね。
「自分の意見を持ちなさい」とか、「ちゃんと考えなさい」ということは、小学生の頃から耳にすることだと思います。
最近では、チコちゃんにも「ボーっと生きてんじゃねーよ!」って叱られます。

大事なことは分かっているけれど、どうすれば良いかまで教えてくれる人は意外と少ないのではないでしょうか?
”今の私が、昔の私に共有したかった内容”をまとめました。

今回は”ボーっと生きない”ために”思考力”を鍛えて自分を作る方法について書いていきたいと思います。
そのTIPSとして、私が10年愛用している”Evernoteの3段活用術”を紹介します。

自分の意見を持つとは

「他人の意見に反論して下さい」ということはではありません。むしろ、他人の意見を傾聴することはとても大事です。
そもそも、自分の意見を持たない人はいないと考えています。
他人の意見について、”賛成”や”反対”を主張するだけでも、自分の意見と比較しています。
ここで問題視したいのは、”自分の意見≠自分の意見”の場合があることです。字面だけみると奇妙な等式ですが・・・
自分の意見には、次の3つがあると考えています。

①自分の意見風”他人の意見”
”ググったら答えが出てくる世の中”です。私も毎日利用させていただいている素晴らしいインフラだと思います。
しかし、使い方を間違えると、思考のチャンスを逃しているかもしれません。
良記事の内容はとても有益ですが、情報が簡単に手に入るからこそ、一つ一つの内容について思考する時間が短くなっていると感じます。
情報をできるだけ多くさばく事が求められるため、思考するよりも内容を暗記する事が優先されがちです。
職場でのメソッド紹介としてはそれで良いかもしれませんが、結局は他人の意見のコピーであり、自分の意見ではありません。
多くの場合、そういったメソッドは3日坊主が関の山です。

②思考不足な”自分の意見”
意見は人それぞれのバックグラウンドを反映し、また状況によって変化するので、その良否を定めることは困難です。
ここで評価できる尺度があるとすれば、”浅深”です。
「あ、この意見浅いな」とか「お、深いなー」などは、日常でも使用するワードかと思います。
浅深を決定づけるのが思考力であり、今回のキーワードでもあります。
”思考力”=”どこまで深掘りできたか”で、ビジネスワードだと”なぜなぜを繰り返す”についての能力が当てはまると思います。
物事を深掘りしないまま満足してしまう(実際に浅いと指摘されてしまう)状態が”思考力が不十分”であると言えます。
尚、前述の自分の意見風”他人の意見”の方は、高確率でこの”浅い”のレッテルを貼られます。

③思考を重ねた”自分の意見”
前述の”他人の意見のコピー”でなく、思考を重ねて深掘りが十分な意見です。
※他人の意見の丸コピーが問題で、思考を重ねる起点が他人の意見であることは問題ありません。
思考を重ねる過程で、自分(根幹の意見)と何度もすり合わせする機会を持つ事ができ、これが”自分の意見”となります。
根幹から出た自分の意見ですの、一貫性がありブレのないものとなります。
また、思考を重ねた”自分の意見”を持つ事で、自分(根幹の意見)を修正するきっかけになります。
本題の”自分を作る”とは、”自分(根幹の意見)”と”思考を重ねた意見”のすり合わせの行為を言います。

ここでの”自分(根幹の意見)”を別の言い方で表すと、”価値観”や”ものの考え方”にあたります。
自分(根幹の意見)は、大抵は大人になるまでに出来上がり、そして頑固者です。
これを変えるためには、前述のように”思考力を鍛え”、”思考を重ねる”過程が重要です。

思考力は、脳に考える機会を与えれば向上します。
脳は使えば使うほど鍛えられます(その逆も然りです)

ここで表題の”思考力を鍛えて自分を作る”を整理すると、次のようになります。
自分を作る(根幹の意見を持つ)ために
→思考力を向上させる必要がある
→思考力は”脳に考える機会を与える事”で向上する

それでは、”脳に考える機会を与える”手法を、具体的に見ていきたいと思います。
ここでは、Evernoteを用いた手法をご紹介します。

Evernoteの3段活用術

Evernoteは”メモを作成する” ツールです。文字だけではなく、画像や動画、位置情報も記録できます。
クラウド上でデータを管理できるため、複数の デバイスで同じ内容を確認できる点も便利なポイントです。
ここではEvernoteについての詳細は割愛させていただきます。
下記リンク先の記事に詳細がまとまっていましたので、紹介させていただきます。
参考:Evernote(エバーノート)初心者のための使い方と仕事に生かせるオススメの活用術|ferret

ここでは、Evernoteが既にインストールされていると仮定し、話を進めます。
今回紹介させていただく手法はとても簡単です。

STEP1: 新規ノートブックを3種類用意します
1. アイデア(リマインダ1ヶ月) 2.熟考(リマインダ半年) 3.幹化(リマインダ1年)
※ノートブック自体にリマインド期間を併記すると、迷うことはありません。

STEP2: 各ブックにリマインド付きノートを作成します
1. アイデア(リマインダ1ヶ月)
名前の通り、アイデア(考え・思いつき・メモ etc...)を記録していくノートです。
大事なことは、忘れないうちにその場で記入することです。(Evernoteはスマートフォンでも使用できます)
そして、リマインダーを1ヶ月に設定します。(1ヶ月後にアイデアを強制的に見返します)

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リマインダー設定

2. 熟考(リマインダ半年)
リマインドされたアイデアを更に昇華(深掘り)できるか考えます。
 YES)ノート作成します。そして、リマインダーを半年に設定します。
 NO)既に陳腐化している場合、リマインドを解除。その他は、リマインダーを半年に設定します。

3. 幹化(リマインダ1年)
リマインドされた熟考を根幹の意見に昇華する事ができるか考えます。
 YES)ノート作成します。そして、リマインダーを1年に設定します。
 NO)既に陳腐化している場合、リマインドを解除。その他は、リマインダーを1年に設定します。

ポイントは次の3つです。

  • リマインダーをノートに設定する事で、脳に考える機会を与える
  • リマインドの期間はそれぞれ、1ヶ月(アイデア)、半年(熟考)、1年(幹化)
  • 陳腐化した、又は興味が薄れたものに対しては、リマインドを解除

上記を実践することで、考える機会が劇的に増え、脳を鍛える事ができます。

まとめ

今回は”思考力を鍛えて自分をつくる方法”について書いていきました。
自分を作るとは、自分(根幹の意見)と思考を重ねた意見のすり合わせの行為でした。
思考力を向上させるために、脳を鍛える事の重要性に触れました。
そして、思考力の向上と思考の回数を増やすために、Evernoteの3段活用術をご紹介しました。
今回のTIPSの活用で、”昨日より今日の自分を好きになる”、そんな一助となれば幸いです。